しあわせは食べて寝て待て
自分なりの健やかな生き方をみつける
持病のため週4のパートで生計をたてている主人公が、引っ越し先の団地での人との出会いや薬膳との出会いによって、自分なりの健やかな生き方をみつけていくお話。作者の水凪トリさんは、主人公と同じように持病があり、体調を整えるために取り入れた薬膳で調子がよくなったことから、このマンガを描くことを思いついたのだそう。
持病のため生き方を変えざるを得なかった主人公に、引っ越し先の大家さんが「新しい自分になったのだって考えてみるのはどう?」と話す場面があります。そんな大家さんをはじめ、いろいろな価値観を持つひとたちと関わっていくなかで、病気をする前とはまた違う、新しい自分なりの幸せをみつけていく主人公。読み進めるうちに、自分のなかのイガイガしていた部分がスーっと楽になっていくような感覚がありました。
喉の乾燥にはあんず、憂鬱な時にはジャスミンティー、風邪の時には生姜のスープ・・・といった具合に、スーパーやコンビニで買えるドライフルーツやお茶、旬の食材など、生活になじむ薬膳もたくさん出てきて、自分の暮らしにも気軽に取り入れてみたくなります。現在4巻まで刊行されていて今後も続刊が楽しみな作品です。
しあわせは食べて寝て待て
著者:水凪トリ
出版社:秋田書店
仕様:18.2×12.8
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