エフスタイルの仕事
作り手から生活者までを「つなぐ」モノ作りのストーリー
マットに銅鍋、ニットにカゴ‥長年くらすことでも人気の「エフスタイル」の商品。エフスタイルのアイテムに共通するのは真面目さ、丁寧さ、そして長く使えて飽きないこと。全てのものにこのクオリティーを保てるのはどうしてだろう。その秘密がこの本には詰まっています。
エフスタイルの五十嵐恵美さんと星野若菜さん。新潟で暮らすお二人は、その土地に根付いた産業の中での伝統や技術の継承、作り手の向き合い方に魅力を感じ、もの作りの現場から商品を届けるまでを担い、新たな商品、新たな人間関係を生み出していっています。
エフスタイルのその発想豊かで柔軟で、でも繊細な姿勢は、これからの日本のもの作りの手本となるはず。
「穂積繊維工業」が作る犬のシルエットのモチーフがかわいらしい“ハウス・ドギーマット”や「くつ下工房」が作る開発に丸三年かかったという“ゴムが入っていない、さらりとした綿の靴下”、「立川織物」が作る丈夫で素朴なコットン素材の“亀田縞”のシリーズなど、今では定番人気の商品の誕生から開発の苦労、そして作り手さんたちとのやり取りがたっぷりと綴られています。
あらゆるものにはそれを生み出した作り手がいる、そんな当たり前のことを実感し感謝せずにはいられません。きっとこの本を読んでエフスタイルのモノと向き合うと、また違った見え方になってくるはずです。
エフスタイルの仕事
著者:五十嵐恵美/著、星野若菜/著
出版社:アノニマ・スタジオ
ページ数:155ページ
仕様:A5判
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