日々のぽかん体操/川﨑智子、ワタナベケンイチ
生きることは、体が心地いいことを選ぶこと
整体指導者、川﨑智子さんの新しい本が刊行されました。本書は、「じぶんの体と心地よく、機嫌よく過ごすための整体体操の本」。
目次には、10日ごとに記された1年の日付と、「ひらく」「なげる」「ひろう」などの日常の中で出てくる体の動きを表す「動詞」がずらりと並んでいます。季節のめぐりに沿って変化する私たちの体や心の状態に合わせた体操が、川﨑さんの文章とワタナベケンイチさんのイラストと共に紹介されています。
タイトルに入っている「ぽかん」とは、野口整体の文脈で度々耳にする言葉。体がゆるんで、楽になる。空っぽになって、軽くなる。すっきりと軽くなってこそ、次の活動への意欲や元気が出てくるので、「ぽかんとする」とか、「ぼーっとする」って、人間には必要な時間。「最近ぽかんとしてないなー」という方は、ぜひぽかん体操を取り入れてみてください。
川﨑さんの言葉は、からだのことを通して「生きることそのもの」にアプローチする響きがあります。本を読み、実際に体を動かしてみると、余分なものが落ちてスッキリ、素直でいきいきとした自分が出てくるような感覚になります。
普段の生活の中の動作や考え方と繋がっていて、気軽に取り入れやすい内容なので、元気になりたいな、体のことをもうちょっと考えてみようかなと思っている人におすすめの1冊です。
川﨑智子
1970年5月5日宮崎県生まれ。2歳より絵を描き始めて、20代を画家として過ごす。33歳で「野口整体」に出会う。自己観察と活元運動によって不調が回復し、元気になる。35歳で気を独学後、整体指導者として整体活動を開始する。現在「と整体」を主宰し、主に高尾で整体指導を行っている。パートナーと茶トラ猫との3人家族。
ワタナベケンイチ
1976年2月18日生まれ。イラストレーター、アーティスト。1996年より立花文穂に師事。1999年西瓜糖にて初個展。2000年HBファイルコンペ藤枝リュウジ大賞受賞。雑誌、広告、演劇ポスター等のイラストや、絵本、書籍などの装画・挿画を手掛ける。
日々のぽかん体操/川﨑智子、ワタナベケンイチ
著者:川﨑智子/文、ワタナベケンイチ/絵
出版社:雷鳥社
ページ数:224ページ
仕様:17.5×12.8
関連アイテム
お得なクーポンや最新情報を!