金継ぎおじさん/堀道広

金継ぎおじさん/堀道広

器も、日々のほころびも、繕いながら楽しく生きる

くらすことでも長年金継ぎ部の顧問を務めていただいている、金継ぎ部主宰、そして漫画家の堀道広さんが描く、金継ぎ師が主人公の物語。「&Premium」の人気web連載が、1冊の本になりました!

割れや欠け、ヒビなど、陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で仕上げる日本の伝統的な修理技法「金継ぎ」。主人公の「金継ぎおじさん」=繕井継男(つくろいつぎお)は、娘のほつれと二人暮らし。その金継ぎの腕を頼りに、壊れた器を持って、それぞれの事情を抱えた人々が訪ねてきます。

難しそうな仕事は「お断りします。」と断ろうとするものの、大切な器を、ひいてはその奥にある大切な誰かとの生活や思い出を繕いたい、という持ち主の想いを聞いて、結局は仕事を引き受ける金継ぎおじさん。手間と時間をかけて、壊れたり傷ついたものを直す「金継ぎ」が、人の想いも継いでいくような物語が描かれています。

「ぴったり合わないことも人生である」「人生は何度もやり直せる。人は繕いながら生きている」など名言もたくさん!堀さんの金継ぎに対する流儀も垣間見ることができます。

金継ぎと漫画家のふたつの軸で活動されている堀さんだからこそ生み出せた、世にも珍しい「金継ぎ漫画」。金継ぎの工程がイラストで紹介されていたり、実際に堀さんが繕った器の写真が掲載されていたりと、金継ぎに馴染みがある方はもちろん、これから金継ぎを始めてみようかなと思っている方も、金継ぎがどんなものなのかがわかり、楽しく読める1冊となっています。

装丁は名久井直子さん。金継ぎの景色を金の箔押しであしらったこだわりのデザインです。

【金継ぎおじさんのスタイル】
1.直したいものしか直さない。
2.伝統的な技法でしか直さない(それ以外知らないので)。
3.納期のある仕事は引き受けない(守れないので)。
4.器の接着がズレても諦める。
5.器の声、人の声を聞き、器にあった修理をする。
6.金継ぎに特別な価値をつけない。あくまで単なる修理法のひとつ。

【収録エピソード一覧】
プロローグ
第1話 金継ぎおじさん、登場
第2話 接着
第3話 金継ぎおじさん、ととのう
第4話 呼び継ぎ
第5話 床ユカの兄の話
第6話 器の声
第7話 急須の金継ぎ
第8話 炭研ぎ
第9話 難しい例え
第10話 漉す
第11話 型
第12話 芙蓉手の皿
第13話 含浸(前編)
第14話 含浸(後編)
エピローグ

金継ぎおじさん/堀道広

著者:堀道広
出版社:マガジンハウス
ページ数:176ページ
仕様:21×14.8

金継ぎおじさん/堀道広
金継ぎおじさん/堀道広
¥1,650
9784838732616
在庫:5