シンプルな無地のマグと、絵を施したマグの2種類をご用意しました。
どちらもふんわりと柔らかなクリーム色の磁器土に、つややかな透明の釉薬をかけて仕上げています。真っ白ではなくアンティークのクリームウェアのようなやさしい色味なので、クラシカルで上品な印象です。
無地は、どんなシーンにも使いやすくシンプルな佇まいがお好きな方に、絵つきタイプは、おもてなしや特別なお菓子をいただく時のお飲み物用におすすめです。

絵つけを施したカップには、エプロンをつけた女性がどくだみなどの野草を摘んでいる様子を描いた絵を転写。
この器シリーズのテーマに「生活の一つひとつが祈り」とあるように、わたしたちは日常の生活にこそ喜びや光があると考えます。
日常の生活のひとコマのようなやさしい情景をモチーフに選び、生活の様子を繊細に描く絵かき・田所真理子さんにお願いして描いていただいた絵です。
その絵を銅版転写という古い技法を使い、一つひとつ器に転写。手作業ならではの、わずかなかすれや風合いが魅力。
お皿の裏には、ほっかむりをした女性と「KURASUKOTO」のロゴも。わざわざカップをひっくり返して眺めたくなるような素敵なロゴです。

18世紀以降フランスでシールド用に作られたキュノワールのマグカップをヒントに、ストレートボディに小さめのサイズ感を採用。すっきりとしたボディに、大きめのハンドルを付けてよりクラシカルな印象に。やさしいお色味なので、古いお皿とも違和感なく並べていただけます。どのシーンにおいても目立ちすぎることはありませんが、その凛とした佇まいは特別な空気を纏っています。

機械は使わず手作業で仕上げているので、やわらかな釉薬のかかり方、かたちやサイズ、顔料の濃淡や位置など、器一つひとつが微妙に異なる表情を持っています。そのささやかなゆらぎに愛おしさを感じ、いつまでも大切にしたくなる唯一無二の器です。

同じシリーズのプレートと一緒に並べると、より統一された世界観でティータイムや朝食のテーブルがまとまります。プレートの上にカップを重ねるとカップ＆ソーサーとしてもお使いいただけるので、特別なテーブルセットが必要な時にも大活躍。プレートとセットにして、大切な人への贈り物にもおすすめです。