夏になると出てくる不調の数々、冷えが原因かも?

夏の冷えとり、基本の養生法

夏本番で毎日厳しい暑さが続いています。
これからしばらく続くこの暑さ、どうなっちゃうの?と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

うだるような暑さと共に、夏に出てくる不調の数々…

- 寝ても疲れがとれず朝からからだがダルイ
- 頭痛やめまいがおきやすい
- 胃腸機能が衰えていて食欲がない
- イライラする、・・・などの夏の心身の不調

その原因は、「冷え」であることが多いと言われています。

不調はあるけど、暑いし、体も熱っているから自分は冷えとは無縁だと思っている人は要注意です!お腹やおしりを手のひらで触れてみて。手足はそんなに冷たさを感じないのに、お腹やおしりはひんやり冷たいと感じる人いませんか?

それは腸、膀胱、子宮、卵巣など大切な臓器が集まっている骨盤の中が冷えているサインかも。臓器が冷えると働きが衰え、消化不良や便秘・下痢などの不調を引き起こします。

からだが熱って汗ばんでいるから、冷房のきいたお部屋でアイスコーヒー、冷えたビール、アイスクリームを飲んだり食べたりしてクールダウンさせるという人もご用心!

この体感温度差が大きいと、自律神経の働きやホルモンバランスが乱れて、血液の循環が悪くなりダルさ、頭痛、肩こり、めまい、不眠、免疫力の低下、イライラなどの不調をまねきます。

冷房で手足が冷える方はもちろん、夏になると不調が続くという方、ご紹介する冷えとり養生法を参考に、不調知らずの夏をお過ごしください!

1.
夏のファッションは「頭寒足熱」をこころがける

人間の臓器は上半身に集まっているので上半身に熱を持ちやすく、下にいくほど冷えやすくなっています。特に心臓から一番遠くに離れている足元は血の巡りが悪くなり冷えがち。上半身の体温は36度台の人でも、下に下がれば下がるほど低くなり、足元は35度という人が多いようです。

薄着になる夏ですが、おへそから下は腹巻やレギンス、レッグウォーマー、くつ下の重ね履きの上に天然素材のマキシ丈スカートやパンツでしっかりとあたためましょう。その代わり、上半身はタンクトップなど薄着で「頭寒足熱」をこころがけて。 冷房で肩が冷えたりするので、ストールやカーディガンのご用意もお忘れなく。

2.
下半身の血流をよくする

下に冷たい空気がたまりやすい冷房のきいた室内や車内にいると、元々体温が低い下半身をさらに冷やしてしまうことに。外からあたためるのも大事ですが、できるだけ下半身に筋肉をつけ、血流をよくしてお尻、お腹、脚、足下が冷えないようにしましょう。血も水も気もからだ中に巡りやすくなるため、心身ともに不調知らずのからだになります。

スクワットやうつ伏せに寝ておへそあたりから片足ずつ上げる簡単な運動だけでも血流の流れがよくなるのでぜひ試してみて。普段から足が冷えている人ならすぐに血の巡りを感じられるかも。締め付けない下着や洋服を着用することも血流をよくする大事なポイントです。

3.
骨盤まわりをあたためる

女性にとって大切な臓器や、自律神経を整えるツボ“丹田”、骨盤内の血流をよくする “次髎”など大事なツボのあるお腹、腰、お尻あたりをあたためましょう。ここに冷えがあると、骨盤内の血の巡りが悪くなり、心臓から送り出される血液が足まで流れにくくなります。そうすると、骨盤内にある胃腸、膀胱、子宮、卵巣に影響が出たり、からだ全体が冷えて免疫力低下につながり感染症に感染しやすい状態に。また、骨盤まわりを温めると、なんだかリラックスできて自律神経が整うのも感じられます。

そんな骨盤まわりを効果的にあたためてくれるのが腹巻。夏は薄着になるので腹巻が洋服にひびくのも気になるところ。放湿性抜群で群れない、薄手のシルク素材のものがおすすめです。夏に腹巻なんて!と思っている方、一度試してみてください。思ったほど暑いと感じることなく、慣れるとなくてはならない存在に!

天然素材でできているスチームカイロのざぶとんでお尻をあたためたり、下腹部や仙骨に当ててあたためるのもおすすめです◎

4.
冷たすぎる飲み物や食べ物は避ける

外側からの冷え対策も大事だけど、内側の対策も大切!暑くなるとどうしても、氷入りのアイスコーヒーやよく冷えたビール、アイスクリームなど体感温度を下げてくれる冷たいものを摂ることが増えます。これによる内臓の冷えが血流の働きを衰えさせて、こわい夏の不調をもたらします。

からだがダルい、寝ても疲れが抜けないなどの症状が出る夏バテをおこさないためには、常温に近い温度の三年番茶やジンジャーシロップを水で割ったドリンクなどを飲み、アイスクリームなどの冷たい食べ物は控えましょう。 

体感温度を下げるには、ミントティーを飲んだり、ミントを使ったミストジェルなどを体につけて、爽快感をもたらしてくれる植物の力にたよるのもおすすめです。

 

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