いのちをむすぶ/佐藤初女

いのちをむすぶ/佐藤初女

ともに食べることは、ともに在ること。佐藤初女さんの哲学にふれる1冊

「東北のマザー・テレサ」と呼ばれた、佐藤初女さん。青森の岩木山麓に「森のイスキア」と称する場を開き、そこでは人生の悩みや疲れを抱えた人たちを迎え入れ、その人たちのために料理をし、一緒にごはんを食べて、話を聴いて寄り添うという活動を長年続けられていました。そんな初女さんが生きていくなかで大切にしてきたことを伝えてくれるのが、こちらの本。

春いのち受け容れるとき、夏いのち生い立つとき、秋いのち響あうとき、冬いのち透きとおるとき、と一年の流れを感じる構成になっていて、初女さんの言葉にうつろいゆく季節を感じる写真が添えられています。写真は親交のある写真家岸圭子さんが撮影したもの。

初女さんの言葉には初女さんの行動のもとになる哲学が現れていて、食べることだけにとどまらず、人と向き合うこと、自分自身と向き合うことについて気づきを与えてくれます。

初女さんの生きる哲学に触れ、自分の在り方を見つめ直し、「どう生きるか」という本質的な部分まで深く考えるきっかけになる1冊です。

佐藤初女
1921年10月3日、青森市生まれ。小学校教員、弘前染色工房を経て83年、“弘前イスキア”を、92年、“森のイスキア”を開設。迷い、疲れ、救いを求めて訪れる人に食事を供し寄り添うことで、多くの人々の再生のきっかけとなってきた。その活動は、95年、ダライ・ラマ法王らとともに出演した映画『地球交響曲第二番』(龍村仁監督)で広く知られるようになる。2016年2月1日逝去。

いのちをむすぶ/佐藤初女

著者:佐藤初女
出版社:集英社
ページ数:128ページ
仕様:A5判

いのちをむすぶ/佐藤初女
いのちをむすぶ/佐藤初女
¥1,760
9784087816020
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