130年続く京金網の技術で
現代にも馴染む暮らしの道具を生み出す

鳥井金網工芸

明治22年 京都寺町に誕生し、5代続く京都最古の京金網。平安神宮や知恩院など、社寺仏閣に使われる金網を今なお手がけ、古の技術で文化財を守る役割を担っています。

銅線を使い、一つ一つ手で編み上げた" 手編み茶こし "も創業当初から変わらず作り続けているもののひとつ。代々守られてきた金網の技術と、京都の美意識の中で磨かれた亀甲模様のフォルムは長く愛されている証拠です。

茶こしの他にも、かごやざる、焼き網など、さまざまな形で京金網の技術は応用され、現代の生活にも馴染む暮らしの道具として落とし込まれています。

商品ごとの木型にそって基礎となる骨組みから細かい網目まで、全て職人の手仕事により編まれていく様子は、その所作も美しくつい見入ってしまいます。

丁寧な作業から生み出される商品は量産品とは比べられないあたたかさがあるのはもちろん、芸術品のような繊細さも持ち合わせています。網目一つひとつに思いをこめて、消耗品ではなく10年、20年と使い続けられる家庭用品がつくられています。

Photo:Haruki Anami