うだるような暑さとともにやってくる、夏の不調。寝ても疲れがとれない、頭痛やめまい、食欲がない、なんだかイライラする。その原因は「冷え」であることが多いといわれています。からだが火照っているから冷えとは無縁、と思っている人こそ要注意です。
お腹やおしりを手のひらで触れてみてください。手足は冷たくないのに、そこがひんやりしていたら、腸や子宮など大切な臓器が集まる骨盤の中が冷えているサイン。臓器が冷えると働きが衰え、消化不良や便秘・下痢、だるさ、頭痛、不眠、免疫力の低下など、さまざまな不調をまねきます。特別なことをしなくても大丈夫。1日のどこかに、からだを温める時間をつくってみてください。
朝
冷たいものを飲む前に、からだを温める
目覚めてすぐ、アイスコーヒーや冷たい水を飲んでいませんか。夏こそ、朝一番は温かいものを。常温に近い三年番茶やほうじ茶をゆっくり飲むだけで、内側からからだが整いはじめます。朝のひとくちが、一日のからだの感じを変えます。
室内
頭寒足熱。下半身をあたため、血をめぐらせる
冷房のきいた室内では、冷たい空気が下にたまり、もともと体温の低い下半身をさらに冷やします。上半身は薄着のまま、おへそから下をしっかり温める「頭寒足熱」が、夏の冷えとり養生の基本です。
冷房のきいた室内では、冷たい空気が足元にたまり、下半身から体が冷えていきます。とくに足首は皮膚が薄く、太い血管が体の表面近くを通っているため、ここが冷えると冷たい血液が全身へめぐり、体全体の冷えにつながってしまいます。
足首まわりには、冷えにかかわるツボが集まっています。くるぶしの少し上にある「三陰交(さんいんこう)」は、温めることで足元の冷えをやわらげ、体のめぐりを促して全身をあたためてくれるといわれるツボ。冷えだけでなく、女性特有の不調にもうれしい場所です。その少し下、内くるぶしとアキレス腱の間にある「太谿(たいけい)」も、足の冷えにかかわるツボ。レッグウォーマーをはくだけで、この二つのツボをやさしく包み込んで温められます。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの少し上
太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間
厚手のものは寒い季節に、シルクや薄手のものは夏の冷房対策にと、素材や編み方でオールシーズン使えるのもレッグウォーマーのいいところ。締めつけがなく着脱しやすいので、暑くなったら脱いで、冷えを感じたらまとって、と一日のなかでこまめに調整できます。夏の足元に、一枚忍ばせておきたいアイテムです。
夜
骨盤まわりを温めて、一日の冷えをほどく
腸、膀胱、子宮、卵巣など大切な臓器が集まる骨盤まわり。ここが冷えると、血のめぐりが悪くなり、全身の不調につながります。お風呂でじんわり温まり、からだをゆるめてから眠る。それだけで、翌朝のからだが少し違います。自律神経も整い、なんだかリラックスできるのも感じられるはずです。
冷たい飲みものや冷房で上手に涼をとりながら、天然素材の道具も少し添えてみる。ミントのミストをまとうだけで、すっと涼しさが広がります。肌に直接ふれるシルクのスカーフは、汗をかいてもべたつかずさらり。汗をかいたら、奄美の塩飴でミネラル補給を。天然素材の力を借りて、夏のおでかけをすこし楽にしてくれる道具たちです。
おでかけのケア暑い季節こそ、すこしだけ「温める」を。
1日のどこかに、からだをいたわる時間を見つけてください。
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