em Mèo ソンベ焼き（ステンシル） リム深皿［期間限定販売］

古くからベトナム南部で盛んに作られてきた「ソンベ焼き」と呼ばれる器。現在ベトナムで唯一当時と同じ技法で作ることのできる、陶芸家のHuynh氏が率いる「Nang ceramic」のものです。

こちらは、ステンシルの技法を使用して植物を描いたリムありの深皿。

このかたち、古くは水仙を育てるために作られ、水仙鉢と呼ばれていたそう。水仙が緑の葉や花を咲かせた時、湖面のように広がった縁。この器には上品で優雅な文化が込められています。

後にこの器でフォーやお粥を食べるようになったそう。表面は冷めても底は冷めにくいので、熱いスープも縁が熱くならないので持ちやすいところも◯

こぶりなサイズ感なので、小鉢やデザートを盛ったり、形を活かしてカトラリーなどをまとめてテーブルに出したりするのも様になります。

別途ご紹介しているバッファローホーンのスプーンを入れています。

赤と緑の配色がクリスマスやお正月など、ホリデーシーズンにぴったりで、洋にも和にも合います。人気の柘榴柄をたくさん集めていただいたので、ぜひシリーズセットでチェックしてみてくださいね。

ステンシルの器は、紙にモチーフを描き、ナイフでカットし、蝋で固めるという複数の作業を経てつくられる大変手間のかかるもの。それでもスタンプのように半永久的に使用できるわけではなく、お皿だと4〜5枚ほどにしか使用できないと言います。だからこそ、ステンシルといえども同じデザインのものは本当に少なく、難しく手間のかかる技法なので、簡単には真似できないこの技法を使っているのは「Nang ceramic」だけだそうです。

em Mèo (エンメオ)
ベトナムを愛してやまない店主の伊藤あつこさんが、2019年にはじめられた「好き」を集めた小さな雑貨店。ベトナムの歴史を彩ってきたヴィンテージの器や、その技術を継承し、若き作家の手で蘇った美しい絵付けの器を扱う。そこには、様々な国の文化が混ざり合い確立されたオリジナリティや、懐かしさを感じる不思議な魅力が溢れています。